TFZ No.3ついに登場!
ほったらかしてました。
すみません。( ̄▽ ̄;)
TFZのNo.3を購入したのでレビューしたいと思います。(*´꒳`*)
購入元はAliexpressのTFZオフィシャルストアより。
ケーブルの通常版の、クリアモデル。要は一番安いやつをお試しに買ってみました。
以上てすと投稿です。
TFZは1DDを極めるか? TFZ Queen レビュー
では、今回はTFZのQueenをレビューします。
国内発売はまだですが、正規代理店もありますし、近々発売されるでしょう。
私はAliexpressのHCKから購入しました。
さて、TFZは近年続いているBAドライバブームの中、ダイナミック1発で勝負している珍しい中国メーカーです。
音響的には究極の1DDが優れていると思いますので、非常に注目のメーカーです。
まあ、その究極の1DDが難しいからBAも流行ったわけですが。( ̄▽ ̄;)
では外観より。
はい、ドン!
か、かっこええ...。(*´꒳`*)
見た目については文句のつけようがないですね。
TFZもここまで来たかと思います。
ざっとスペックをまとめます。
30Ωということで適度な耐ノイズ性能と、鳴らしやすさ(=音量の取りやすさではないですよ。)だと思います。
ポータブルは32Ωあたりにして欲しいですね。
16Ωかつ高能率だとノイズ対策が必要で正直嫌いです。( ̄▽ ̄;)
さて、では肝心の音について書いて行きます。
【低音ゴリゴリ、狭いライブハウスで聞いているような音】
はい。
低音、特に100Hz付近、所謂低音が強すぎます。( ̄▽ ̄;)
一方で重低音はさほどでもありません。
結果としてサウンドステージが狭く、狭いライブハウスで低音ゴリゴリ、ボーカル目の前、シンバルも目の前みたいな音です。
音場が狭いってやつですね。
いくらエージングしても変化はあるものの、大筋は変わりませんでした。
音場が広い方が好きな方は全く合わないでしょう。
一方で、迫力重視の方には合うと思います。
全体的に暗い音色で、雨の日にUKロックを聞くのに向いています。(雨の日は偏見。)
根本にある音のレベルは高く、「音質」という意味では同社で人気のSeries 2よりも明らかに上です。
ボーカルは濃密だし、高域の表現も刺さることなくしっかりと出ています。
しかし、好みとなると話は別。
間違いなく、人を選ぶ音で、万能感はかけらもありません。( ̄▽ ̄;)
なので、個人的には国内発表を待って、試聴してからの購入をお勧めします。
【使用感など】
いつものTFZ型に近く、耳への収まりは悪くないです。
Series 2よりも若干劣るかな、といった程度です。
というのも、ステムが太く耳に入りづらいのです。
イヤーピースは付属のものが合わなかったので、AET07に変更しました。
太いステムにもぴったりで、装着感もよくなるのでお勧めです。
リケーブルは2pinのため、選択肢は多いでしょう。
ただ、TFZ独自の段差があるタイプなので、本体側が出っ張っていて、CIEM用の2pinをさすとちょっと不恰好に長くなってしまいます。
ちなみにイヤホンの上側がプラスで、下側がマイナス/GNDです。
【まとめ】
なんだか、辛口のレビューになってしまいましたが、価格相応以上の完成度ではあります。
この音が好きな人は本当に好きでしょう。
ただ、万人受けする音ではないので、むやみにお勧めしづらいところです。( ̄▽ ̄;)
デザインは本当に素敵ですし、持っていて損のない仕上がりではありますので、興味があるけど迷っているという方は、セールがあれば買ってしまうのもありかなと思います。
では、いつも通り加筆修正依頼や質問はTwitterまで。
ではでは。(*´꒳`*)
怒涛の新製品ラッシュ! ZS10 & ES4 レビュー
今更感がありますが、ZS10とES4をレビューします。
KZは怒涛の新製品ラッシュですね。
追いかける気すら起きません。( ̄▽ ̄;)
では、まず写真比較から。
見ての通り型番の系列が違うにもかかわらずそっくり。見るからに姉妹品ですね。
KZの型番整理がイマイチわかりません。( ̄▽ ̄;)
ZS10は驚きの4BA 1DD。ES4は1BA 1DDです。
Amazonにてそれぞれ6500円前後、3300円前後です。
【結論 : どっちも普通にいい音】
はい、レビュー終了。(*´꒳`*)
...冗談はさておき。
文字通り普通にいい音なんです。( ̄▽ ̄;)
まず、ZS10。
本体を見ての通りネットワークがしっかり組まれていて音質調整を頑張っているのが伺えます。
結果として中華イヤホンにありがちな、ただ多ドラ入れましたという音ではなく、まともになっています。
低域から高域まで繋がりよく、DDのいいところ、BAのいいところをうまく使えています。
低域は押し出し強目の締まりがあるタイプ。
中域はBAらしく、ややサラリとした音でわずかに遠いです。
高域はこちらもBAらしく、金属的でキラキラしています。
全体としてはややドンシャリなのですが、極端ではなく無難な仕上がりになっています。
ボーカルもしっかりと聞こえます。
でもやはり、ボーカルメインの曲よりはロックなどに向いている印象です。
続いてES4。
こちらはよりドンシャリ寄りです。
音のレベルで言ったらZS10には劣りますが、こちらの方が楽しいと思う人もいるでしょう。
十分に水準を満たしており、音が悪いと思う人は少なそう。
こちらもネットワークがしっかり組み込まれている様子がわかる通り、よく作られています。
DDはグラフェンコートということで、硬質で締まりのある低域が楽しめます。
一方でBAも自社開発とは思えない完成度で、特に不満を感じるところはありません。
弱点は中域でしょうか。
やや低域にマスクされていて、僅かに掠れています。
総じて両機ともレベルが高く、KZの明らかな進歩を感じ取ることができます。
一方で、KZらしさというか、とんがったチューニングは鳴りを潜め、普通にいい音になってしまったという、嬉しいような悲しいような感覚です。( ̄▽ ̄;)
デザインはようやくパ○リから脱却しつつあり嬉しい限りです。
買って損はしないと思います。
【使用感など】
ZS10はハウジングが恐ろしく大きいですが、以外にもフィット感は悪くはありません。
が、ES4のように耳に収まってる感がないので、ここはES4に軍配。
付属のケーブルはかつてのKZから大幅に進化していて、変えないと使えないというレベルからは脱却しています。
もちろん音質の変化を求めてリケーブルするのはありでしょう。
その場合、イヤホンの上側の穴が+、下側の穴がーなので、ご参考まで。
一方で付属のイヤーピースは相変わらず硬く、使いにくいです。
私は即変更しました。
ZS10をスパイラルドット、ES4をディープマウントにしました。
ZS10は他のZSシリーズと同じく、ステムに引っかかりがないので、イヤーピースを選びます。
一方で、ES4は引っかかりがあり、ほとんどのイヤーピースを問題なく使用できます。
以上、ざっくりとしたまとめなので、詳細は他のブログに譲ります。
なんというか、詳細を書く気が起きないくらい「まとも」なんですよね。( ̄▽ ̄;)
でも、明らかにコストパフォーマンスは良いですし、どちらも「興味があるなら買ってみな」と言えるレベルにあります。
中華イヤホンデビューにぜひおひとつどうぞ。(*´꒳`*)
加筆修正依頼や聞きたいことがあればツイッターまで。
ではでは。(*´꒳`*)
Shanling M0 驚異の小ささに驚きの高性能、高音質!
では、本日はShanling M0を入手したのでレビューしていきたいと思います。
私が購入したのはレザーケース付き初回版のレッドです。
14800円+10%ポイントでした。
ざっと仕様をまとめます。
- ディスプレイ 1.54インチ
- DSD:DSD64、DSD128 (Bluetooth接続時は非対応)
- PCM:32bit 384KHzまで
- DAC機能:最大384kHz/32bitまでサポート
- Bluetooth:Bluetooth4.1 (対応コーデック:SBC、AAC、aptX、LDAC)
- DAC:ES9218P
- 対応フォーマット:DSF、DFF、ISO、DXD、APE、FLAC、ALAC、WAV、AIFF、AIF、DTS、MP3、WMA、AAC、OGG、MP2、M4A、AC3、etc.
- 出力端子:3.5mmステレオミニジャック
- 出力:80mW@32Ω
- 出力インピーダンス:0.16Ω
- 連続再生時間:約15時間 (充電時間約2時間)
- サイズ:W40 x H45 x D13.5 mm
- 重量:約38g
です。
DSD対応、32bit 384KHz対応、aptX LDAC対応な一方で、
僅かW40 x H45 x D13.5 mm 約38g。
驚きです。
出力インピーダンスも0.16Ωと低く、スペック上はまさにツッコミどころのない隙のなさです。
出力こそ80mW@32Ωと特別高くありませんが、大体のイヤホン、ヘッドホンでは問題ない数値でしょう。
ただ、 16Ω以下では電流不足、150Ω以上では電圧不足になるかもしれません。
測定まではしてないのでわかりませんが。
まあ、カスタムIEMやハイインピーダンスヘッドホンをメインに使う人はこれを買わないでしょう。
【使用感など】
まず、そのサイズのせいで無くしそうです。( ̄▽ ̄;)
いや、ホントに。
画面も当然小さいので、過度な期待は禁物です。
正直、ソフトウェアは独自OSということで、まだまだ甘いところが見られます。
まず、画面長押しでホームへ戻るなのですが、なかなかどの辺りを長押ししたら戻るのか、判定がシビアで戻りません。
ほかに、フリックでメニューを選ぶのですが、その際に画面がジャギーだらけになって不安になる。
などなど。
一方で良いところは
オリジナルOSで軽いのか動作は軽快。
設定項目が多く玄人でも楽しめる。
物理ボタンはボリューム兼サイドボタンひとつだけだが、音量ロックもかけられるし二度押しの挙動を再生停止、次へ、前へ、オフから選べる。
など、痒いところに手が届く工夫が見られます。
悪い点はアップデートで改善されていくでしょう。
Shanlingはアップデートもしっかりするメーカーですから安心です。
わたしは全曲シャッフル、曲飛ばし派なので、サイドボタンでポケットから出さずに曲送りできるのが購入の決め手となりました。
意外と大事だよね。ハードキー。( ̄▽ ̄;)
また、Bluetoothもいろいろ試してみました。
良いなと思ったのが、接続コーデックを選択できること。
今接続しているのがSBCなのかAACなのかが分からずやきもきする機種が多いですよね?
その点M0は心配いりません。
LDAC、apt-x、AAC、SBCで接続できることを確認しました。
問題ないどころか完璧と言える対応状況ですね。
一方でShanlingの面白いところ。
Bluetoothレシーバーにもなるところです。
iPhoneからレシーバーとして接続してみました。
レシーバー専用品とほとんど変わらないサイズ感でM0自慢のローノイズ再生が楽しめるのは素晴らしいと思います。
レシーバー機能はSBCとなりますが、音質は十分で、もうレシーバーはいらないなと思いました。
【追記】
恐るべきことにファームウェア2.0でLDACやAACに対応とアナウンスされ、公開されました。
死角がまた減りましたね。( ̄▽ ̄;)
Bluetoothを使わなければ最大15時間とされる再生時間も◎。
【肝心の音質はどうなのよ?】
さすがShanling。
相変わらずローノイズです。
高感度イヤモニでもなんら問題ありません。
このS/Nは特筆するに値します。
ハイエンドDAPとなると出力競争でボリュームを絞らないと高感度イヤモニを使えない機種が増えたため、結果的にS/Nが悪化してしまいます。
挙句の果てにはインピーダンスをあげて対処するiEmatchなど、やや本末転倒な商品が必要となりヒットしたのも記憶に新しいです。(もちろんわたしも持っています。iEmatch自体は出来の良い商品ですよ。)
その点、AK、ONKYO、Pioneer、そしてShanlingは出力抑えめでS/Nが高い製品が多いので、イヤモニ用に1台は確保しておきたいところです。
(S/Nとは別の問題も発生する場合もあるので一概には言えませんが。)
さて、話が逸れました。
音質ですが、正直そこまで期待していなかったのですが、驚くべきことに低域から高域までそつなくこなします。
外出時などこれで全然問題ないです。
M1より明らかに進化しており、技術進歩の速さを体感できます。
静かな部屋で真剣に向き合いでもしない限り、気になるような音質ではありません。
このサイズでこの音。素晴らしいです。
【総評】
価格も安く、スペックも流石にバランスこそないものの全部入り、音も良く、持ち運びしやすいと隙のないDAPに仕上がっています。
Buluetoothの母艦として、またレシーバーとしても使えるので、サブのDAPとしてこれ以上のものは無いのではないでしょうか。
おすすめです。(*´꒳`*)
ではでは。(*´꒳`*)
意外と名機!? QT2レビュー。
では、正式な初投稿です。(*´꒳`*)
ツイッターで第1発目を募集したら中華イヤホンが1位だったので、中華イヤホンから始めます。
みんなニッチやなあ。( ̄▽ ̄;)
先日HiFiHearさんにご提供いただいた「QT2」のレビューをします。
QT2は1BA+2DDを搭載したハイブリッド型中華イヤホンです。
価格はAmazonにて5600円。
はっきり言って全く期待していませんでした。ごめんなさい。( ̄▽ ̄;)
しかし、結果はタイトルにある通り、いい意味で裏切られるものでした。
写真の通り見た目はアレですが...。( ̄▽ ̄;)
【結論】音場が美しく広がるイヤホンだ。
まず結論から書くと、「音場が美しく広がるイヤホン」ということです。
誤解を恐れずに言えば、10proの音場、定位に近いのです。
10proのハイハットが独立して鳴っているような感覚、ライブ音源の観客の声援のサラウンド感が非常に似ています。
これには驚きました。
マルチドライバはネットワークを工夫して、「いかに1つのドライバで鳴っているようにするか」が至上命題とされてきました。
10proも唯一の弱点としてドライバのクロスオーバーが指摘されていました。
私も御多分にもれず、刷り込まれたかのようにマルチドライバのクロスオーバーに良い印象を持っていませんでした。
ところが、です。
今思えば10proの音の展開はとても楽しかったのです。
QT2の話に戻ります。
このQT2。クロスオーバーの設計ははっきり言ってうまいとは思いません。
ましてやハイブリッドですから、「あ、この音はDDが鳴らしてるな。」「この音はBAが鳴らしているな」というのが明らかに分かります。
しかし、それが功を奏することもあるのだと思わせてくれました。
BAとDDの音の響き方の違いが、音に立体感を生んでいたのです。
この効果はライブ音源で最大級の成果をもたらしてくれます。
まさに会場にいるかのように歓声が広がるのです。
正直、感動しました。
もちろん、「音質」という意味では10proには敵いません。
BAの音は若干かすれているし、低域の締まりも最高とは言えません。
でも、この臨場感はとても良いと評価できます。
音質も決して悪いという訳ではなく、中域は思いの外滑らかですし、中華イヤホンとしてはかなりフラットで自然な帯域バランスだと思います。若干ドンシャリではありますが。貴重です。(中華イヤホンはドンシャリが多すぎます。それはそれで楽しいけど...。)
ここ最近中華イヤホンの発表ラッシュですが、その中でも、ぜひ皆様にもお試しいただきたいイヤホンとして強くおすすめいたします。
【スペックなど】
ドライバ:1BA 2DD
インピーダンス:15Ω
感度:105db
と、音量を取りやすい機種です。
一方で、その対価としてノイズを拾いやすいため、パワーのあるアンプやDAPではホワイトノイズが気になります。
Questyle QP2Rとaune M2s、Cayin N6で気になるレベルのホワイトノイズがあります。
一方でただ出力が小さいだけのDAPで使用すると音が痩せるので、それなりの電流、電圧を供給できるDAPが必要だと思います。
AKシリーズやONKYO/Pioneerなどこの手の高感度イヤホンに特化したDAPをお勧めします。
私の手持ちだとopus#1sがノイズレスです。
【使用感など】
まず、付属のケーブルはせっかく上手くまとめたプロダクトなのに、お世辞にも良いとは言えません。
いわゆるゴムゴムケーブルで、取り回しが悪く、音も良くありません。
装着感ですが、金属製で見ての通り角ばっている部分があるので、付け方や姿勢によっては痛いこともままあります。
イヤーピースも交換をお勧めします。
おすすめは後述します。
【おすすめ運用方法】
さて、では私がどのようなセッティングで使っているかおすすめを公開します。
まず、イヤーピースをスパイラルドットに変えます。
名前の通り、スパイラルなドットがあるイヤーピースです。(語彙力)
高域の滑らかさと広がりが改善されます。
軸の太さもぴったりです。
次に、ケーブルを4芯以上のグラウンド独立配線のものに変えます。
アンバランスでも、バランスでもどちらでも良いです。
セパレーションが向上し、サラウンド感が増します。
私はこちらも提供いただいたものを利用しています。(提供元Easy earphones様)
私は、2.5mmバランス、2pinをいただきました。
しなやかで使いやすいです。耳掛け部分にワイヤーやくせがないのもイイ。
なお、イヤホンを耳につけたときに上にくる穴がホット。下にくる穴がコールドなのでお間違いなきよう...。
幸いにもこのケーブルはホット側に赤いインクが塗ってあります。
親切。(*´꒳`*)
私はテスター当てるまで信じないけど。( ̄▽ ̄;)
以上。
たったこれだけ。
皆さんもやってみてね!(*´꒳`*)
【後記】
まだ、初回なので、雑だし、至らないところもあるかと思います。
それは、今後コメント欄やツイッターなどで指摘していただければ、徐々に改善できるかと思います。
とりあえずは許してね。( ̄▽ ̄;)
こういう話を書いて欲しい。この点についてどう思いますか、などコメントいただければ、徐々に洗練されていくかと思いますので、何卒ご協力を!
ではでは。(*´꒳`*)
本記事で紹介した商品。
ブログ方針。
こんな辺境のブログをご覧いただきありがとうございます。( ̄▽ ̄;)
ブログの方針を書きます。
1.開封レビューや付属品の一覧写真などはアップはせずに、音の評価や使い勝手に特化したブログとします。
2.基本的に実際に購入したものをレビューし、試聴程度のものはツイッターに感想をあげる程度とします。
3.レビューには必ず個人の主観が若干なりとも含まれることを自覚して書いています。
4.たまにウンチクたれてたら生暖かい目で見守ってください。( ̄▽ ̄;)
5.オーディオ以外の記事もアップすることがあります。
この方針は更新する場合があります。ご了承ください。
では、今後ともどうぞよろしくお願いします。(*´꒳`*)