ぽぷりのLeave me alone.

オーオタ歴15年のとある販売員が突然始めたブログ。(*´꒳`*)

TFZは1DDを極めるか? TFZ Queen レビュー

では、今回はTFZのQueenをレビューします。

 

国内発売はまだですが、正規代理店もありますし、近々発売されるでしょう。

私はAliexpressのHCKから購入しました。

 

さて、TFZは近年続いているBAドライバブームの中、ダイナミック1発で勝負している珍しい中国メーカーです。

音響的には究極の1DDが優れていると思いますので、非常に注目のメーカーです。

まあ、その究極の1DDが難しいからBAも流行ったわけですが。( ̄▽ ̄;)

 

では外観より。

はい、ドン!

f:id:AK11235:20180612225840j:plain

かっこいい...

か、かっこええ...。(*´꒳`*)

見た目については文句のつけようがないですね。

TFZもここまで来たかと思います。

 

ざっとスペックをまとめます。

30Ωということで適度な耐ノイズ性能と、鳴らしやすさ(=音量の取りやすさではないですよ。)だと思います。

ポータブルは32Ωあたりにして欲しいですね。

16Ωかつ高能率だとノイズ対策が必要で正直嫌いです。( ̄▽ ̄;)

 

さて、では肝心の音について書いて行きます。

 

【低音ゴリゴリ、狭いライブハウスで聞いているような音】

はい。

低音、特に100Hz付近、所謂低音が強すぎます。( ̄▽ ̄;)

一方で重低音はさほどでもありません。

結果としてサウンドステージが狭く、狭いライブハウスで低音ゴリゴリ、ボーカル目の前、シンバルも目の前みたいな音です。

音場が狭いってやつですね。

いくらエージングしても変化はあるものの、大筋は変わりませんでした。

音場が広い方が好きな方は全く合わないでしょう。

一方で、迫力重視の方には合うと思います。

全体的に暗い音色で、雨の日にUKロックを聞くのに向いています。(雨の日は偏見。)

 

根本にある音のレベルは高く、「音質」という意味では同社で人気のSeries 2よりも明らかに上です。

ボーカルは濃密だし、高域の表現も刺さることなくしっかりと出ています。

しかし、好みとなると話は別。

間違いなく、人を選ぶ音で、万能感はかけらもありません。( ̄▽ ̄;)

なので、個人的には国内発表を待って、試聴してからの購入をお勧めします。

 

【使用感など】

いつものTFZ型に近く、耳への収まりは悪くないです。

Series 2よりも若干劣るかな、といった程度です。

というのも、ステムが太く耳に入りづらいのです。

f:id:AK11235:20180612225943j:plain

ステムが太い。

イヤーピースは付属のものが合わなかったので、AET07に変更しました。

太いステムにもぴったりで、装着感もよくなるのでお勧めです。

f:id:AK11235:20180612230410j:plain

AET07がピッタリ。

リケーブルは2pinのため、選択肢は多いでしょう。

ただ、TFZ独自の段差があるタイプなので、本体側が出っ張っていて、CIEM用の2pinをさすとちょっと不恰好に長くなってしまいます。

ちなみにイヤホンの上側がプラスで、下側がマイナス/GNDです。

f:id:AK11235:20180612230534j:plain

2pin。上がプラスで下がマイナス/GND。

【まとめ】

なんだか、辛口のレビューになってしまいましたが、価格相応以上の完成度ではあります。

この音が好きな人は本当に好きでしょう。

ただ、万人受けする音ではないので、むやみにお勧めしづらいところです。( ̄▽ ̄;)

デザインは本当に素敵ですし、持っていて損のない仕上がりではありますので、興味があるけど迷っているという方は、セールがあれば買ってしまうのもありかなと思います。

 

では、いつも通り加筆修正依頼や質問はTwitterまで。

ではでは。(*´꒳`*)