ぽぷりのLeave me alone.

オーオタ歴15年のとある販売員が突然始めたブログ。(*´꒳`*)

Shanling M0 驚異の小ささに驚きの高性能、高音質!

では、本日はShanling M0を入手したのでレビューしていきたいと思います。

 

私が購入したのはレザーケース付き初回版のレッドです。

14800円+10%ポイントでした。

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ざっと仕様をまとめます。

  • ディスプレイ 1.54インチ
  • DSD:DSD64、DSD128 (Bluetooth接続時は非対応)
  • PCM:32bit 384KHzまで
  • DAC機能:最大384kHz/32bitまでサポート
  • Bluetooth:Bluetooth4.1 (対応コーデック:SBC、AAC、aptX、LDAC)
  • DAC:ES9218P
  • 対応フォーマット:DSF、DFF、ISO、DXD、APE、FLAC、ALAC、WAV、AIFF、AIF、DTS、MP3、WMAAACOGG、MP2、M4A、AC3、etc.
  • 出力端子:3.5mmステレオミニジャック
  • 出力:80mW@32Ω
  • 出力インピーダンス:0.16Ω
  • 連続再生時間:約15時間 (充電時間約2時間)
  • サイズ:W40 x H45 x D13.5 mm
  • 重量:約38g

です。

DSD対応、32bit 384KHz対応、aptX LDAC対応な一方で、

僅かW40 x H45 x D13.5 mm  約38g。

驚きです。

出力インピーダンスも0.16Ωと低く、スペック上はまさにツッコミどころのない隙のなさです。

出力こそ80mW@32Ωと特別高くありませんが、大体のイヤホン、ヘッドホンでは問題ない数値でしょう。

ただ、 16Ω以下では電流不足、150Ω以上では電圧不足になるかもしれません。

測定まではしてないのでわかりませんが。

まあ、カスタムIEMやハイインピーダンスヘッドホンをメインに使う人はこれを買わないでしょう。

 

 

【使用感など】

まず、そのサイズのせいで無くしそうです。( ̄▽ ̄;)

いや、ホントに。

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500円玉と比較。

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左にはカバー付MicroSDスロット。下にはUSB Cと3.5mmジャック。

画面も当然小さいので、過度な期待は禁物です。

正直、ソフトウェアは独自OSということで、まだまだ甘いところが見られます。

 

まず、画面長押しでホームへ戻るなのですが、なかなかどの辺りを長押ししたら戻るのか、判定がシビアで戻りません。

 

ほかに、フリックでメニューを選ぶのですが、その際に画面がジャギーだらけになって不安になる。

 

などなど。

 

一方で良いところは

オリジナルOSで軽いのか動作は軽快。

設定項目が多く玄人でも楽しめる。

物理ボタンはボリューム兼サイドボタンひとつだけだが、音量ロックもかけられるし二度押しの挙動を再生停止、次へ、前へ、オフから選べる。

 

など、痒いところに手が届く工夫が見られます。

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ハードキーはこれだけ。

悪い点はアップデートで改善されていくでしょう。

Shanlingはアップデートもしっかりするメーカーですから安心です。

 

わたしは全曲シャッフル、曲飛ばし派なので、サイドボタンでポケットから出さずに曲送りできるのが購入の決め手となりました。

意外と大事だよね。ハードキー。( ̄▽ ̄;)

 

また、Bluetoothもいろいろ試してみました。

良いなと思ったのが、接続コーデックを選択できること。

今接続しているのがSBCなのかAACなのかが分からずやきもきする機種が多いですよね?

その点M0は心配いりません。

LDAC、apt-x、AAC、SBCで接続できることを確認しました。

問題ないどころか完璧と言える対応状況ですね。

 

一方でShanlingの面白いところ。

Bluetoothレシーバーにもなるところです。

iPhoneからレシーバーとして接続してみました。

レシーバー専用品とほとんど変わらないサイズ感でM0自慢のローノイズ再生が楽しめるのは素晴らしいと思います。

レシーバー機能はSBCとなりますが、音質は十分で、もうレシーバーはいらないなと思いました。

追記
恐るべきことにファームウェア2.0でLDACやAACに対応とアナウンスされ、公開されました。
死角がまた減りましたね。( ̄▽ ̄;)

 

Bluetoothを使わなければ最大15時間とされる再生時間も◎。

 

【肝心の音質はどうなのよ?】

さすがShanling。

相変わらずローノイズです。

高感度イヤモニでもなんら問題ありません。

このS/Nは特筆するに値します。

ハイエンドDAPとなると出力競争でボリュームを絞らないと高感度イヤモニを使えない機種が増えたため、結果的にS/Nが悪化してしまいます。

挙句の果てにはインピーダンスをあげて対処するiEmatchなど、やや本末転倒な商品が必要となりヒットしたのも記憶に新しいです。(もちろんわたしも持っています。iEmatch自体は出来の良い商品ですよ。)

 

その点、AK、ONKYO、Pioneer、そしてShanlingは出力抑えめでS/Nが高い製品が多いので、イヤモニ用に1台は確保しておきたいところです。

(S/Nとは別の問題も発生する場合もあるので一概には言えませんが。)

 

さて、話が逸れました。

音質ですが、正直そこまで期待していなかったのですが、驚くべきことに低域から高域までそつなくこなします。

外出時などこれで全然問題ないです。

M1より明らかに進化しており、技術進歩の速さを体感できます。

静かな部屋で真剣に向き合いでもしない限り、気になるような音質ではありません。

このサイズでこの音。素晴らしいです。

 

【総評】

価格も安く、スペックも流石にバランスこそないものの全部入り、音も良く、持ち運びしやすいと隙のないDAPに仕上がっています。

Buluetoothの母艦として、またレシーバーとしても使えるので、サブのDAPとしてこれ以上のものは無いのではないでしょうか。

おすすめです。(*´꒳`*)

 

追記して欲しいことや質問があればツイッターまで。

 

ではでは。(*´꒳`*)